一般社団法人 兵庫県造園建設業協会
  兵庫県での園芸療法は阪神・淡路大震災をきっかけとして広がり、今、医療・福祉・教育
などの分野でたくさんの人々の心を癒している。
 昨年は東日本大震災(岩手県陸前高田市、釜石市)と熊本地震(益城町)において支援活
動を行った。その中でも12月の益城町でのことを報告したい。

 益城町には18か所の仮設団地があり、淡路景観園芸学校園芸療法課程の教員で訪問した
のは、馬水東道仮設団地で戸数56の比較的小規模な団地だった。大規模団地に比べて、あ
まりイベントが入っていないと受入れ窓口となっていただいた九州キリスト教災害支援セ
ンターの方からうかがった。

 大人から子どもまで15名程に参加いただき、クリスマスとお正月のリースを作成した。
ゴヨウアケビの蔓で作った土台に毛糸を巻き、マツカサやフウ、ヤシャブシ、ヒノキなどの
木の実をボンドでつけていく。生活面でも気持ちの面でも様々な状況の方がおられるだろ
うに・・・と少し心配していたが、むしろ歓迎されたようで、安心した。「すごく楽しかった。
またやりたい」と言っていた子どもや「もう8か月もたっているのに覚えていてくださって、
遠くから来てくださって本当にありがたい」と涙を流されていた若いお母さん・・・
「少しずつ自分たちでも何とかしようと思っている」と言われていた方もおられたと、
後でうかがった。

 現地で生活再建にむけてのサポートやメンタルケアをされている方には及ばないが、
今後、訪問を重ね、より深いかかわりが持てるようになると、園芸療法士として役に立てる
ことも増えてくるように思う。

兵庫県立淡路景観園芸学校 景観植物資源部門
インストラクター 上地 あさひ

活動の様子  制作したリース