一般社団法人 兵庫県造園建設業協会
 新年 おめでとうございます。
 県民の皆様におかれましては、健やかに新年をお迎えの事とお慶び申し上げます。
 昨年は英国のEU離脱問題や米国トランプ氏当選、国内では東京都の小池知事の出現など、大きな変化を予兆させる出来事が続きました。
そして、世界各地では大雨や飢饉、地震など多くの天災にもみまわれ、日本においても各地で震度3以上の地震があり、4月の熊本においては人命もさることながら多くの被害をもたらしました。心からのお見舞いを申し上げます。地震については、我々が在住する関西においても常に南海トラフ地震発生を警戒し、準備をしておかなくてはならない状況です。

 さて、昨今の緑化についての現状ですが、道端の街路樹を見ておりますと造園関係者が施工したところとそうでないところ、もしくは予算的なものでそうせざる負えないところなど、様々な状況を目にいたします。樹木は人が手を加えなければ自然系で大きくなるだけです。しかし、手を加えることにより、日陰をつくったり木漏れ日を浴びるようにすかしたりと様々な形を造ることが出来ます。公園や植栽帯をみても、綺麗に管理が出来ているところも少なく思います。公園は有事の際の避難所や待ち合わせ場所など多くの活用方法がありますし、植栽帯は阪神淡路大震災でもありました延焼防止の役目を果たします。それに我々の業界の作業で感じることは手入れのされていない植栽帯には空き缶やビニール袋など、多くのゴミが捨てられているということです。モラルの問題と言えばそれまでですが、人の心情として綺麗なところにはゴミは捨て辛いのではないかと思います。
 地域によっては近隣の方々が集まって、清掃活動や緑地帯の整備活動などを行っているところもあると思いますが、兵庫県では県民みどり税を活用した「県民まちなみ緑化事業」が継続されております。これを広く県民の方々に活用していただき、樹木や草花に対する興味を持っている方々には今以上に、そして子供たちにも気軽に触れ合えて自分たちが関われる身近な「みどり」として接していただきたいと考えております。そしてこのような活動が近隣の方々との交流の場となり、その交流が近隣の防災・防犯にも繋がっていくのではないでしょうか。

 私的な雑感となってしまいましたが、世の中は様々なことが密接に繋がっております。街・生活・気候・天候、そして人。すべてのことが繋がっているからこそ、我々の造園業界は「みどり」を通じて社会に貢献していければと考えております。

  最後に、皆様にとってより良い一年となりますように心より祈念申し上げます。

一般社団法人 兵庫県造園建設業協会
 副会長 向内 英光