一般社団法人 兵庫県造園建設業協会
 去る4月10日(金)、当協会技術委員会主催による研修会が行われました。
研修会場は、丹波笹山の川代公園並びに川代峡谷。
3月の報告でも触れましたが、兵庫県園芸・公園協会から受注した同地区の
桜てんぐす病対策業務について、その罹患状況を調査し、防除等処置方法を
協議することを目的に、雨天の中、16名が参加致しました。

 

枝梢の一部が膨らみ小枝が多数叢生、「天狗の巣」状になり、放置していると
病状が多数広がり、花付きが少なく樹勢が衰え周辺の桜にも感染するてんぐす病。

桜てんぐす病 1 桜てんぐす病 3
 桜てんぐす病  桜てんぐす病
桜が開花したこの時期に、写真のように緑の葉をつけた部分が感染している
部分で、調査対象の渓谷5kmに渡り、あちこちに発生が見られました。
川代渓谷桜並木 桜てんぐす病説明1
 川代渓谷桜並木  桜てんぐす病説明

 

特効薬はまだ開発されておらず、冬季の切除と切り口部の殺菌が主な対処方で
最低でも3年続けなければ効果が無いと言われています。

桜てんぐす病説明2 桜てんぐす病説明4
  桜てんぐす病説明   桜てんぐす病説明

 

湿度の影響か、谷筋の川沿いの植栽に多く発生する傾向があり、県下では
有馬温泉周辺でもこの症状が見られることから、参加者も熱心に聞き入っていました。

 

その後は、昼食と庭園観賞を兼ねて篠山観光ホテル 料亭 如月庵へ。この如月庵の庭園は、昭和44年に篠山藩家老屋敷に重森三鈴氏の設計指導で
書院と共に作庭されたもので、各種石組を主に枯山水からなる趣ある庭園でありました。

如月庵露地 1 如月庵露地 2
 如月庵露地  如月庵露地

 

昼食の名物ぼたん鍋は最高で、雨天で冷えた身体を温めてくれ、さらには
昼食後の質疑応答にも熱が入りました。

如月庵露地 3 食事後も質疑応答
  如月庵露地  食事後も質疑応答

 

研修の最後は、篠山城跡大書院。
半世紀ぶりに復元した大書院の建築に関わるあれやこれやを見聞し
雨天だけが残念でしたが、有意義な研修の一日でありました。

笹山城大書院 見学1 笹山城大書院 見学2
篠山城大書院 見学  篠山城大書院 見学