一般社団法人 兵庫県造園建設業協会
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新年明けましておめでとうございます。
県民の皆様、会員の皆様におかれましては新しい年を迎えられた事をお慶び申し上げます。

 

昨年は、国内外ともに非常に選挙が多く行われた年でした。
7月の県知事選挙にはじまり10月には国政選挙と地方自治体も多数あり、
各地で様々な国民の声が届いたのではないでしょうか。
世界各地では北朝鮮のミサイル問題や欧米諸国でのテロに関する報道ばかりの1年だった
様に思われます。自然災害等も各地で多数有り、10月の台風21号では県内でも多大な
被害が発生しました。街路樹や公園樹木、自然樹林などの倒木の被害状況を多数確認いた
しました。改めて我々の造園業である樹木の考え方を見直す部分が多数ありました。
今後も防災意識を考慮しながら緑と接していかなければなりません。
昨年は、協会として弘前公園のさくら樹勢回復研修会、赤穂海浜公園枝条架改修工事、明石公園
さくら樹勢回復工事など多数の事業・研修がありました。国営明石海峡公園管理業務や
県民まちなみ緑化事業を含め 様々な事業を行っております。この事業経験を我々が
しっかりと生かし将来の人材育成、業界発展、社会活動に貢献していかなければなりません。
造園業界は建設業の中でも大きな業界ではありませんが、唯一植物と自然を身近に感じられる
職種です。人工知能やロボットの時代が訪れていますが、造園業界にしかできない
仕事もまだまだ沢山あると思います。時代の変化に対応しつつ、人のやすらぎを
末永く暖かく作れるような業界でありたいと思います。

新年を迎え、平成30年節目の年です。 皆様のご健康、ご健勝を心より祈念申し上げます。

 

副会長  森田  睦

 

 

 師走も目前の11月30日、国土交通省近畿地方整備局国営明石海峡公園事務所にて当協会の会員地区代表と
正副会長8名が参加し、県内造園業界の経済状況や人材の状況、直轄及び自治体工事の要望、
アイ・コンストラクションの対応等について国営明石海峡公園事務所担当者の皆様と意見交換を行いました。
 当協会参加者からは公共工事としての造園関係工事がほとんど発注されていな地区の厳しい状況や、
入札に対する生の声を熱く要望、人材不足に苦しむ業界の不安や将来が見えない状況を訴え、国土交通省の
公園行政の皆様に理解と変革をお願いしました。なお、当協会では今後もいろいろな機会を捉え、造園業界
の問題点を行政に理解していただくため努力してまいります。

 

 9月23日、県立明石公園で毎年恒例となっている「ひょうごまちなみガーデンショー」がスタートを
きりました。当協会では、県民にみどりの尊さをPRし、みどりの普及啓発に少しでも貢献しようと、
毎年、実行委員会に加わり取り組んでおります。今年もPRガーデンやデモンストレーションガーデンの
製作、みどりの相談コーナーの対応、子供達が喜ぶミニショベル試乗体験を実施しました。

花苗の無料配布

子供たちが喜んでミニショベル体験

地域安全やまちなみ緑化事業を担当する兵庫県の担当者の皆様と花苗を無料で配るイベントも併せて
実施しました。
 まちなみガーデンショーは10月1日まで開催されておりますので、是非明石公園にご来園下さい。
新しいみどりの発見があるかもしれません。

兵庫県造園建設業協会会員作成
「中西総合ガーデン」PRガーデン

兵庫県造園建設協会会員作成
「前田造園土木」デモンストレーションガーデン

 

 平成29年9月21日、兵庫県庁議会棟で自民党兵庫議団代表に対し、当協会の正副会長が政策要望を
行いました。当日は、9名の先生方に造園業界が抱く問題点を業界の立場で説明し活発な意見交換となり、
県民みどり税制度の維持継続、公共事業での緑化の充実と公園緑地の再整備、造園事業の担い手問題、
下請での県内造園業の優先、県組織への造園関連職員の配置要請をおこないました。
 最後の建設常任委員長から今回の意見を踏まえ県政の製作に参考します。
今後も自民党をよろしくお願いしますとの言葉で意見交換会が終了しました。
 当協会では自由民主党と友好関係にあり、今後とも造園業界の問題点を色々な場面で発信して行きます。

 

枝条架

 当協会では赤穂海浜公園の枝条架(竹や丸太を使った製塩施設)更新に伴い、
平成27年度から兵庫県園芸・公園協会から相談を受け、竹などの植物材料を使う施設であることから、
枝条架の調査業務を受託しておりました。昨年末会員各社へ製作お願いしておりました粗朶を
今年度取付することとなり、会員各社に参加を募り、8月29日に取付体験作業を実施しました。

枝条架の今昔を聞く

 当日は気温30度を超える晴天でありましたが、会員10余人が参加し、日ごろの造園技術を駆使し
取付作業に臨みました。神戸から参加している若手作業者は「炎天下の作業でしたが、次の更新の際も
造園業として、この事業に携わりたい」と感想を述べていました。
当協会では今後も植物材料を使った事業に挑戦したいと考えております。

 

これからの都市公園研修会

 去る平成29年8月28日(月)、大阪歴史博物館 4階講堂にて 一般社団法人公園管理運営士
関西支部 主催による 「これからの都市公園」と題して 都市公園法並びに関係法の改正に関する
研修会が開催され、当協会の10数名が参加致しました。

 都市緑地法及び都市公園法の一部改正により、改正の社会的背景やその趣旨、ポイント
などを理解し、これからの都市公園のあり方を考える研修会ということで、当協会でも取組みのある、
国営明石海峡公園淡路地区や明石城公園、赤穂海浜公園などの管理、運営などもイメージ
しながら、耳を傾けて参りました。

 基調講演として、国土交通省都市局公園緑地・景観課 課長の 町田 誠 氏より
「都市公園を取り巻く社会的環境の変化に対応した公園のあり方」として全体像を整理した
お話を頂き、後半では実際に都市公園を管理・運営・計画・経営しているパネラーを交えて
また、当協会の顧問で公園管理士会の関西支部長でもある、石原憲一郎氏がコーディネーターを
努めたトークセッションにて、現状の問題点や運営に関わる経緯、今後の方向性などを聞くことが
できました。

 人口減少にて、税収も減少し、行政もスリム化しなければならない時代に入り、今までの
公園の使い方、管理方法などを 民間の知恵や力を活用しながら、人の輪、地域の輪、賑わい
経済的な潤いを求めて変わらなければならない仕組み。
 市県民、行政、公園運営に関わる民間業者などそれぞれが、WINーWINの関係になれるような
公園管理の手法が実現できるよう、当協会も努力して参りたいと思います。

 

 去る平成29年6月21日(水)、兵庫県民会館3F 303号室にて、第42回通常総会が
開催されました。

 

 

    橋本会長の挨拶では、近年の事業の広がりをうけて、明石公園の桜の樹勢回復や
兵庫県立赤穂海浜公園 塩の国の枝条架更新業務の協力体制、また、国営明石海峡
公園の管理委託業務の取り組みや、鳥インフルエンザへの防疫体制、さらには、明石城
築城400年に向け、城と緑の景観づくり、若年層に向けた花育教育など、多くの課題に
ついて、結束して取組もうとの所信表明がありました。

 

 

 

 総会の会務報告でも、上記の内容に関連した事業報告がなされ、会員の総意をもって
承認され、滞りなく総会は終了致しました。

 

 その後、恒例の研修会として、当協会の顧問であり、花と緑のまちづくりセンターセンター長石原憲一郎様から「ひょうご花緑創造プラン」と題してご講演を頂き、最近の社会情勢の変化に応じた花と緑の施策に関する考え方や取組み事例をご紹介頂き、今後の動きに大いに参考になる講演を聞かせていただきました。

 

 

 

 部屋を変え引き続き 平成29年度 兵庫みどりの集いを開催致しました。
国交省近畿地整 国営明石海峡公園事務所長をはじめ、兵庫県議会花とみどり議員連盟の
先生方、兵庫県県土整備部、兵庫県立淡路園芸学校、兵庫県園芸・公園協会など、
総勢18名のご来賓の方々にご臨せき賜り、ご挨拶を頂きました。

 

   

 

 

 懇親の場となる前に、当協会から兵庫県に、防災用品の目録を贈呈させて頂き、
ようやく乾杯のご発声! 和やかに慶喜をつけて頂きました。

 

   

 

 兵庫県花とみどりの議員連盟の先生方には、公務お忙しい中駆け付けて頂き、
会長の加田先生、副会長の藤田先生からご挨拶を頂き、一層和やかな雰囲気で
懇親、情報交換ができましたこと、ここで改めて御礼申し上げます。

 

   
 

 

 兵庫県の造園業を取り巻く環境も、社会の変化に応じた厳しさはあるものの、
植物という生き物の生長をコントロールしながら、これらの機能、特徴を利用して
社会に貢献できるのは、まさに私たちの仕事!
変わりゆく社会の中で、快適で活力のある環境づくりを目標に、幅広く対応していこうと思います。
新年度も兵庫県造園建設業協会を よろしくお願い申し上げます。

 

 

 5月9日、会城400年に向けて準備を進める明石公園で、兵庫県、園芸・公園協会の職員の方々へ
サクラの維持管理や剪定方法、防除方法について施工者としての考え方で当協会橋本会長が説明しました。
当協会では以前から明石公園の食部に関する委員会等に参加させて頂いておりますが、
今後も積極的に関わってまいります。

   

 

 
 

 当協会が大変お世話になっている兵庫県園芸・公園協会。 その事務所は
 明石公園内にあります。
 明石公園といえば、桜に包まれた明石城を思い浮かべる方も多いかと思いますが、
 3年後には築城400年を迎え、さらに明石市の市政100周年とも重なり、大きな
 イベントが控えています。

 
 その明石公園、花緑中心にいろんなイベントでお手伝いさせて頂いておりますが、
 この公園の桜が、年々樹勢が弱くなってきているのではないかという課題が
 数年前から検討されていました。
 

 桜の寿命はおよそ60年だとか耳にしたことはないでしょうか?
 植えられて40年を越した頃から衰弱し始め、人の手を入れなければそうなって
 しまうのが一般的らしいのですが、では、全国にある桜の名所はどうしているのか?
 という事で、前置きが長くなりましたが、去る3月2日(木)・3日(金)の2日間、
 当協会技術委員会主催による桜の維持管理について、桜の名所百選でも
 知られる青森県は弘前市の弘前公園にて研修会を実施しました。

 「弘前公園の桜祭り」全国的にも有名で、その開花期はゴールデンウィーク頃。
 兵庫県とは約1ヶ月遅い時期ですが、研修にお邪魔した際に行なっていた作業が
 冬季剪定でした。

 
 

 「桜切るバカ、梅切らぬバカ」、桜は切り口から病気が入りやすいことから俗に
 こう言われるようになったようですが、兵庫でもあまり積極的には実施していません。

 この弘前公園には、2600本の桜の木があり、その65%がソメイヨシノ。
 そのソメイヨシノの日本最古といわれる樹が樹齢134年で、その他100年超えの
 ソメイヨシノが、400本以上もある、これはいったいどうしているのか?

 

 青森といえばリンゴの生産量日本一。 津軽近郊はどこを見てもリンゴ畑。
 弘前の桜の維持はこのリンゴ農家の栽培方法にありました。
 リンゴ農家は、実の収穫の際に樹が高くなってしまうと手間がかかって非効率。
 そこでリンゴの樹に高さを止め、横に枝を伸ばす。さらに剪定により新梢を
 増やすことで実付きの量が増えるなど、いろんな経験が現場で生かされていた
 とのことでした。

 
 

 弘前方式の桜の剪定は、このリンゴ栽培の技法を取り入れ、高さを抑えながら
 普通なら除去してしまうヒコバエなどを残し、絞込み、老枝と入替え更新することで
 長く、しかも花付の良い状態を維持することに成功しているとのことでした。

 
 

 写真でお分かりでしょうか? 花芽が7つも出ているこの状態。眼からうろこの
 技術でした。

 
 

 また、桜には冬の寒肥(開花前)と開花後のお礼肥えが必要であると
 強調されており、毎年続けることで開花量が維持できるもので、一旦、ストップして
 開花量が落ちてしまうと、元に戻すまでに2~3年は掛かってしまう、そういう
 大切な作業であることも、学ばせて頂きました。

 

 今回の研修は、座学、現場視察などその準備に弘前市公園緑地課チーム桜守の皆様に
 大変お世話になりました。 この頁をお借りして改めて御礼申し上げます。

 今回の研修結果から、明石公園の桜が再生できるかどうか、各御担当の
 皆様と協議しながら進めていきたいと思います。

 

  兵庫県での園芸療法は阪神・淡路大震災をきっかけとして広がり、今、医療・福祉・教育
などの分野でたくさんの人々の心を癒している。
 昨年は東日本大震災(岩手県陸前高田市、釜石市)と熊本地震(益城町)において支援活
動を行った。その中でも12月の益城町でのことを報告したい。

 益城町には18か所の仮設団地があり、淡路景観園芸学校園芸療法課程の教員で訪問した
のは、馬水東道仮設団地で戸数56の比較的小規模な団地だった。大規模団地に比べて、あ
まりイベントが入っていないと受入れ窓口となっていただいた九州キリスト教災害支援セ
ンターの方からうかがった。

 大人から子どもまで15名程に参加いただき、クリスマスとお正月のリースを作成した。
ゴヨウアケビの蔓で作った土台に毛糸を巻き、マツカサやフウ、ヤシャブシ、ヒノキなどの
木の実をボンドでつけていく。生活面でも気持ちの面でも様々な状況の方がおられるだろ
うに・・・と少し心配していたが、むしろ歓迎されたようで、安心した。「すごく楽しかった。
またやりたい」と言っていた子どもや「もう8か月もたっているのに覚えていてくださって、
遠くから来てくださって本当にありがたい」と涙を流されていた若いお母さん・・・
「少しずつ自分たちでも何とかしようと思っている」と言われていた方もおられたと、
後でうかがった。

 現地で生活再建にむけてのサポートやメンタルケアをされている方には及ばないが、
今後、訪問を重ね、より深いかかわりが持てるようになると、園芸療法士として役に立てる
ことも増えてくるように思う。

兵庫県立淡路景観園芸学校 景観植物資源部門
インストラクター 上地 あさひ

活動の様子  制作したリース